【チープカシオ】CASIO A158WA-1JHの魅力

チープカシオCasio A158WA-1JHは、ステンレスベルトのデジタルモデルだ。

私はこのA158WA-1JHのデザインが、数あるチープカシオの中で一番洗練されていると思っている。雰囲気に気品があり、ふるカシ時計のカジキモデルなどの正統的な後継者の風格さえ漂う。とにかくスマートで冴え渡った印象の腕時計なので、私は頭のスッキリしている午前中に好んで装着しており、勝手に「冴子(さえこ)」と名付けている。

角が丸みを帯びた8角形の文字盤の一番外側が極細の白いラインで縁取られ、その内側の紺色のラインがクラシカルな印象を際立たせる。文字盤に印刷されたアルファベットのフォントは老眼のひとには判別不能なほど小さいのだが、その配置と白・黄色・紺・臙脂の色のバランスがとても整っている。

A158WA-1JH ふるカシ時計の伝統を感じるデザイン

A158WA-1JH サイズ感

A158WA-1JH 裏面 中国製 ムーブメントは593

ムーブメントはF-91Wなどにも採用されている名作の呼び声高い593で、時間は早まる方にズレる傾向がある。ズレるといっても月差+30秒以内なので実用に不便をきたすほどではなく、せっかちな個性があるように感じられてそこがまた可愛らしい。ケース・ベルト・留め具はすべて中国製。

ケース部分はステンレスではなく樹脂にメッキ加工がされている。使用していてケース部分のメッキの耐久性が問題となる印象はなく、日常的な用途で使う分にはメッキ剥がれを心配する必要はないと思う。

左上のボタンを押している間だけLED照明が薄ぼんやりと緑色に光る。この写真ではかなり明るく撮れているが、実際に真っ暗なところで使うとほんのり明るい程度で、暗闇のなかでの視認性はA168WなどのEL照明搭載モデルには劣る。

A158WA-1JH 絶妙なださかっこかわいさ

装着感がとにかく軽く、メタルバンドとは思えないほど。最初に購入するチープカシオとしておすすめしたい。