哲学用語図鑑(田中正人著 プレジデント社)
わずか1ページ又は見開き2ページの紙幅で、難解な哲学概念の本質を説明することに成功しています。
このような仕事は、哲学への真の理解と愛情、専門家やリテラシーのある読者からの批判を恐れない勇気、見えない概念を図解するクリエイティビティがなければ、なし得ないものであり、著者の田中正人氏と監修者・編集者の斎藤哲也氏のまさに「超人」的な活躍に、ただただ畏敬の念を覚えるばかりです。
本の装丁や手に取ったときの触感もプロダクトとして心地よく、著者の田中正人氏のデザイナーとしてのこだわりが感じられ、本棚にいつまでも飾っていたいと思える本です。
ギリシャ哲学から現代思想に到るまでの西洋哲学の蓄積の系譜をたどることができるので、哲学・思想史のテキストとしても非常にすぐれています。
おじさんになるということ
生きることはつらい。
だいたい中学生ぐらいから、生きていることが辛いと思うようになった。
おじさんになった今でも、生きることはそれなりに辛いけれど、ずいぶんと楽になった。
自分自身が無価値であることに打ちのめされ、日に日に焦りが増し、無力感に苛まれる、あのジリジリと焼かれるような苦しさのなかに学生時代のボクはいた。死にたいとも思っていた。
それは、今になって思えばだが、あまり友達がいなかったこと(今でもいないが)や、才能に溢れる同級生に囲まれて劣等感に苛まれていたところが大きかったし、何よりも私自身、ずっと傷つきやすかったのだと思う。
傷つくことを恐れて、自分自身が空っぽであることを見破られることが怖くて、クラスメイトとも話せないほどにどんどん内向的になっていった。そんな10代を過ごしてきた。
それから何十年と経って、おじさんになるに連れて、傷つきやすい感性が消えていった。自分自身がどうあるべきかについて悩むことがなくなっていたし、人からどう思われようがどうでもよくなった。
さらに結婚してからは、(当たり前であるが)恋愛について悩む必要がなくなった。恋愛を意識しなくていいので、異性とも変に意識をせずにコミュニケーションが取れるようになった。男女とか恋愛とかモテるとかモテないとかそんなことに悩まなくてよいことが、こんなにも楽だとは!
若さとは、生きているだけで、胸が締め付けられるように苦しいということだと思う。その苦しみが緩やかにアポトーシスを迎えて死んでいってくれたから、私はおじさんとしてこうして今日を生きていける。
おじさんになって、ぼくは救われたのだ。
日清 冷たいレモンのラーメン
日清の出しているレモンのラーメンがうまい。
スープがさっぱりしていて、レモン風味の酸味が爽やか。それでいて、鰹節のダシ感・ラーメンらしいうまみもしっかり感じる。
麺は細めの中太ストレートで、冷水で締めるとキュッとした固めの食感だ。これが冷たいスープによく合う。
チンしたささみを加えるとなおよし。
ただ、あまりスーパーでみかけないのが残念。
行政書士試験に挑戦します
仕事で法務に携わる機会が多くなってきました。私自身、法学部出身ではなく、どうしてもOJTだとどうしても知識が偏りがちなので、行政書士試験に挑戦することにしました。
とりあえず、評判のよさそうな参考書と問題集を購入し、昨日から勉強はじめました。
2016年版出る順行政書士 合格基本書 (出る順行政書士シリーズ)
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2016年版出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 1 法令編 (出る順行政書士シリーズ)
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